Old Flame Set Another Fire?

Law & Order:性犯罪特捜班 シーズン19 

第14話 迫りくる影 Chasing Damons

 

私にとってこのドラマは性犯罪に関する啓蒙的な部分と、アメリカの”生”が見られる資料的な役割があると思っているので、いわゆる「マンネリ」というのはないんじゃないかな、と思っている。

そうはいっても、「今回はイマイチだったな」という回はそりゃあある。

なんてったって1シーズン24話が19回も続いてるんだから。

 

と、いう声が制作陣に届いたのかどうかはわからないが、シーズン19は前回のバーバ降板回といい、今回といい、オールド・ファンの心をぐっと掴むようなサービス・シーズンになっているような気がしないでもない。

ベン・ストーンの次はキャシディかい!

ノアの件で登場したときもいけすかない感じだったので、ベンソンの元カレとはいえ、なんで今頃出てきたんだよ感があった。

そして今回もいきなりサイテーのことやってくれちゃって、なんなんだキャシディ!

と思いきや、最後の最後でまさかの・・・

 

なんかベンソンって、だめんずとは言わないが、ちょっと訳あり男性を引き寄せちゃう運命なんだろうか。相棒のエリオットもアンガー・マネジメントができてないと思いきや、哀しい家庭環境を持った男だったしな。ほんとだったら自分が一番アンガー爆発してそうなのに、昇進までしてえらいなベンソン。母は強し。

 

キャシディの話に戻って。

・・・そういう訳だったのね。それでベンソンと別れたのも、今回の暴挙にも説明がつくような気がした(まあキャシディの過去については後付けなんだろうけど)。

子ストーン=ピーターも結構理解の早いいい奴で。

また脱線するけど、ピーター・ストーン役のフィリップ・ウィンチェスターって、"Strike Back"というミリタリー・アクションドラマにも出ていて、これが無意味なお色気シーンが必ず入っている、いろんな意味でなかなか興味深い作品だったので、こんな硬派なドラマに出てるので驚いた。自慢の(かどうかはわからないけど)裸を披露できなくて(というか拝めなくて)残念か?想像させろってか?

このドラマは淡々と、さっさか進めないと一話終わらないので人間ドラマとか男女のイチャコラとかに割く時間は限られている。だから主要キャラクターたちに対する「愛着」が湧くかどうかがとっても重要なのだが、子ストーン、早くも興味湧き始めてます。バーバの跡をつげるか?!

 

それはさておき今回のエピソードも、これまで同様、スポーツチームのコーチだったり、小児科医だったり(アメリカ代表体操チームドクターの一件を思い出した)、通っている教会の神父だったりと、子供が逆らえない立場を利用しての卑劣な行為が招いた悲劇。

思えば20年近く、事態はずっと変わらないんだなと残念に思ったり。

でもだからこそ、こうやって諦めずに取り上げ続けているSVUが大好きだ。