それぞれの恋模様

Crazy Ex-Girlfriend

S1 Ep10 I'm Back at Camp with Josh!

 ジョシュとまたサマーキャンプに!

 

 (あらすじ)

子どもの貧困救済のためのサマーキャンプに同行するというジョシュの言葉を聞き、ティーンの頃のサマーキャンプの思い出が蘇るレベッカ。これは一緒に行くっきゃないと画策!一方グレッグはヘザーとの関係がシリアスになることに怖気づく。ダリルは友達欲しさにボーイズたちと楽しくパーティー!と目論むがうまくいかず、女性派遣サービスを使うことに。グレッグはそこで高校時代の同級生とばったり、いい感じに。

レベッカは二人きりになれるところにジョシュを誘い出し、念願の手紙を渡そうと画策するが・・・。

 

今日のツボ

今回は、二人の寂しき男女、あるいは男男(だんだん、と読もうか)が誰かと一緒に過ごそうと奮闘する面白回ですよ~

 

・序盤から小ネタ満載

ジョシュへの愛を晴れて認めて、ポーラと妄想全開のレベッカ。「異人種間に生まれた赤ちゃんってめっちゃ可愛いのよね!」とか盛り上がってるw そこに上手い具合にジョシュが現れ、ポーラと挨拶。「どうもマダム(Ma’am)」って言われてショックを受けるポーラがウケる。あとバレンシアとのやりとりで、彼女が牛乳パックみたいなのをストローで飲んでたから「え、ジュース?」と思ったら、”Boxed Water Is Better"って書いてある。水かよっ!でもバレンシアエライなw あと、レベッカがキャンプの責任者に直談判に行ったときの説得の仕方がこれまた・・・「女性の地位向上の講義はどう?高校では私のおかげでみんなピルを飲み始めたのよん♪」ってドヤ顔で。完全に反面教師だろうそれはw

ヘザーに「夢中」と言われてドン引きする典型的なヘタレ男グレッグ。男友達相手に一生懸命彼女といかに「合わない」かを力説。ここで面白かったのが、合わなさの例として、「彼女の好きな小説家はただの一発屋だ」と挙げてたところ。英語だと、“She likes Chuck Palahniuk, and I think it’s pretty obvious after Fight Club, he’s a one-trick pony.”と言ってるのだ。『ファイト・クラブ』の作家(チャック・パラニューク)のこと言ってるんだと知って思わず( ̄― ̄)ニヤリ アメリカ人もそんなこと思ってるんだ。

・今回のもう一人の主役!

男三人が話してるところにこれまたうまい具合に現れるダリルw ちゃんとヘクターに挨拶するとき「寝過ごした奴か?(前回寝過ごしてビーチ行き損ねたよね)」と聞いてるしw ダリル偉いわ~ 娘さんのマディソンが元妻と過ごしてるから、自分は「羽をのばしてる」とか吹いてるけど、そのあとの泣きながらの映像がw 「私も寂しいよ スネイリアナ・グランデ」って!かたつむり(Snail)とアリアナをかけましたね!うまい!の、か?!で、これまたうまい具合にダリル邸に男たちが集まることに!

 

・つなぎもうまいねえ!最初は笑って、二回目で巧さに感心。

↑のシーンの最後で「で、見る試合ってボクシングだよね?」ってダリルがグレッグに耳打ちするときに、ゴングが鳴って次のシーンへ。そこでは、いよいよサマーキャンプに出かけるレベッカを、さながらボクサーを送り出すセコンドのように、ポーラがサポート!この流れ、素晴らしいねえ✨ 私ボクシング好きなので、ポーラがレベッカの肩もみながら「力抜いて。相手は可愛い18歳よ。」とか、「吐いて!」っていってコップにガム吐かせたり(これボクサーが水で口を潤して吐くのを彷彿)、カッターで新品のリュックのタグ切ったり(これはグローヴの紐切るやつのパロディ?!あ、でもあれは試合後かw)もうサイコーです。

ここでレベッカ、かつてジョシュに渡せなかった手紙を持ってきたんだけど、ポーラそれを読み始めて、今日の一曲目が始まろうか・・・、というところで「ダメ」ってw

確かにこれは重い!重すぎる。レベッカだしw あと、女の子たちに「キャベツ人形みたい」って言われちゃうレベッカ😂

 

・今日のもう一人の主役の最高にイカしたソング、発動!

ここでダリル邸に戻り、唐突に始まりましたダリル・オン・ステージ!「スプレッドのキングが贈る」ってw あと何気にこの曲が「アイ・アム・ア・パーフェクト・ヒューマン」に似てて余計笑っちゃう。しかもサビにあたる歌詞が「来客アリ(Having a Few People Over)」って!!!この曲の面白さはもう見てもらうしかない!!ダリルほんと最高に愛すべき人だなあ~♡ 私もホームパーティの準備とかしながら、この曲かけたいわ。やっぱりね、このドラマの真骨頂は、こういうサイコーにクレイジーな曲の数々ですよ。ストーリーももちろんいいんだけど、この部分がないとやっぱり寂しい。しかしダリルって・・・もう少し堂々とできてれば、友達増えそうなのに。いつもちょっと卑屈になっちゃうところが、ね・・・愛すべきキャラなのに~

 

・“映え”スポットでの告白の行方は・・・

SNS好きなジョシュを巧みに誘い出し、「ブローウィー(Blowy)」ポイントで長年秘めていた十代のころの手紙を読むレベッカ。ここで小ネタなんだけど、同じブローウィーでもBlowieの方は「風が強い」じゃなくて下ネタの意味があるみたいで(調べると分かりますw)、みんなにそっちの方のツッコミをされまくるが気づかないレベッカw

結局、ポーラの警告通り、全然ピンと来ないどころか笑われちゃって傷心。キャンプに戻ってみんなの前でボロボロの姿をさらけ出す・・・ここで、あんなに生意気で意地悪だったガールズたちがレベッカに歩み寄る!ジョシュの話を聞いてさらにシンパシー!みんな男の愚痴大会。一致団結!やっぱり共通の敵(=男)がいると仲良くなるねw そして関係ないけどまた小ネタ。口々に歴代のダメンズ披露をするガールズの中に、いきなり「私は箱の中で字を覚えた」という子がw レベッカ「牢獄で?」その子「違う 本物の箱よ」って・・「教訓は男を優先しない事 (でないと)箱に入れられる」「もう一つ 非常用にナッツを持ち歩くこと」w ブラック~~でも笑っちゃう~ ちょいちょいこういう猟奇犯罪系はさむね~

レベッカったら、ガールズがせっかく「私たちに必要なのは繰り返し学ぶことよ 男を優先させない 自分が優先よ!」って言ってるのに、「フェミニズムの本を読んだり、腋毛を生やしたり?」ってw そっち系好きだなあんたw

ここで英語表現がいいなと思ったのが、「繰り返し学ぶ」というところで、“learn”じゃなくて、”a girl needs to teach herself over and over again.”と言ってるところ。外部から受動的に学ぶ、というんじゃなくて、自分の外で経験するんだけど、そこから学んだ事を繰り返し「自分に教えていく」というのがより主体的なニュアンスになっていい表現だなーと。あと、字幕では「フェミニズムの本」となってたけど、英語だと「グロリア・スタイネムの本を読んだり」となってました。調べると、ラディカル・フェミニズムの活動家だったみたいです。レベッカってかなりぶっ飛んでるけどなまじ教養があるから聞き逃せませんw

さてドラマに戻って本日の二曲目(あ、ラブレターのときの曲もあるので三曲目かな)発動。ガールズパワー・ソング!

腋毛じゃなくてメイクよ!ってことで、男のためじゃなくて、自分のためにセクシーになるのよ!という曲。でもおっかしいのは、「彼のために自分優先でいくのよ」というメッセージにレベッカが(ピアスあけて血だらけの耳でw)「でもそれって結局自分は二番目ってこと?」と突っ込むと、「そこは深くは考えない」ってw「それはワームホールメビウスの帯。尾を噛むヘビ 無限のサイン」。 うまいこと煙に巻かれた。ま、これはティーンならではの矛盾をはらんだガールズソングということでよしとするかw

 

・さまざまな恋模様

結局、ジョシュは気になって捨てられてたレベッカの手紙を読み直し、感じ入る。バレンシアとここともあるし、いろいろ自信をなくしていた彼の自尊心も取り戻された模様。ちょっといいムードになりかけるんだけど、ここはジョシュも自制したのか、ほっぺにチューどまり。

でもピュアなレベッカはこれで満足。よかったね♪今は、ジョシュもレベッカも、お互い自分に自信がないのだけれど、お互いだけが相手を批判せず、すべて受け入れ、尊重してくれる・・・ということで、需要と供給が噛みあってる感じなんだろうな。自分たちにその自覚はないだろうけれど(これもロマコメ要素の一つか)

グレッグも、同級生といい感じになるも、「いい結婚相手になりそう」と言われて青ざめる・・・で、いろいろ反省して、素直になって、ヘザーに謝りに。ヘザーもまんざらでもなかった模様で、一応元サヤに。

そ・し・て!あのダリルですよ~!パーティーも終わり、最後に残ったホワイト・ジョシュとラリル。そこでダリルは、娘と過ごせない寂しさを紛らわすためにパーティーをしたことを告白する。友達が欲しかったのだと。そして、ホワイト・ジョシュが「一人できただろ」。でもなかなか気づかないダリル。いやーんもう!ここの会話が一番ロマコメ的でキュンとしちゃいます。去るときにも、ほっぺにチューされて驚くダリルw そりゃそうか。さまざまなほっぺチュー模様。

レベッカの職場では、キャンプの大収穫を喜ぶポーラ。ほっぺへのチューについて解説。それを聞いてるダリルとレベッカなんだけど、ポーラが「意味のないキスもあるけれど、時に・・・すべてなのよ」と言うと、嬉しそうな顔をする二人。え、ダリルも?!っていうのが面白かった。まあその先の展開を知っているのでアレだけど、ダリル柔軟。大好きです♪

 

あと今回、最後の最後のおまけ的映像のところで、例の「箱入れられ娘」が、おそらく虐待してた男を逆に箱に閉じ込めて、「性の平等は議会を通して改めるべきだ」と言わせてるのが痛快でよかった!しかも例のナッツを穴から落としたりして。

 

さー、ジョシュとレベッカの関係に少し変化が出てきましたよ~。そして個人的に超応援しちのはホワイト・ジョシュ&ダリルのカポー。楽しみ!

 

可愛いわあ~ダリル。ダリルが絡む曲は面白い名作ばかりです。タイトルの字体とかも、80年代っぽくてポップで好き!

 

「自分を優先するのよ」ソング。その通り!だけど途中から面白くなっていきます・・・