Too Catholic To Keep Secret

Law & Order:性犯罪特捜班 シーズン19 

第15話 親がわり In Loco Parentis

 

原題は、ラテン語で"In the place of a parent"、文字通り「親がわり」。

カリシのカトリックっぽさが随所に滲み出た回だった。だからこそのラテン語が憎い。

 

ドミニク・カリシ、最初に登場したときはこの人どうなの、という感じだったけれど、やっぱりしっかり愛着が湧くようにできていて、アマンダの赤ちゃんを甲斐甲斐しくお世話したりいろいろしてるのにアマンダにあっさり振られたりしたときにはホントに笑い泣きというか、ああやっぱりカリシだなーと目を細めたものだった。(こうやってたまに思わせぶりな絡みを見せつつも、そのあとは何事もなかったように淡々モードに戻るSVUもツンデレ風でたまらない)

私はネイティブでもなんでもないのであんまり偉そうなことは言えませんが、カリシ役のピーター・スカナヴィーノの話す、いかにもイタリア系ニューヨーカーっぽいアクセントも好きなんです。

 

で、今回も持ち前の正義感を発揮して頑張るカリシ。姪っこが嘘をついていたことが分かり、「黙っていれば大丈夫」と言ってしまった時点で「え、大丈夫?!バーバに引き続き不祥事で辞めちゃうとか言わないでよね?!」と不安になる。

 

でも法廷でやっぱり神様に嘘をつけずに思いっきり白状してしまうカトリックなカリシ。ここで思わず笑ってしまう。そして「これで降板はないな」と確信w。そのあと思いっきりお姉ちゃんに罵倒されてもめげない(慣れてる)カリシ。ああ可愛い。

 

結局またしても子ストーンが機転を効かせて?(こうやって被告を煽って思わず白状、みたいなパターンは正直白けてしまう部分もあるのだが)一応一件落着。

 

ここでびっくりしたのが、まさかの子ストーン裸キター!!

なんなの?!ディック・ウルフ(クリエイター)、分かってる?!

前回の記事で裸ないのかとコメントしたばかりだったので図ったような裸にびっくり。

完全に無意味な裸シーンだった。あれかな、「あれ?あの人、"ストライク・バック"の人じゃない?!まあ、いい男なのにもったいないわねえ、スーツ着こんじゃって」というお茶の間の声を拾い上げたか。

元メジャー・リーガーの立場を利用して?ベンソンにチケット融通しようとして、なんか口説こうとしてんのかー?

ベンソンも、「私たちはNYの刑事よ。いい人かどうかはわかる」で、チケット取ると言ったら「いい人ね」って。笑ってしまった。

 

全く関係ないが、フィン(トゥトゥオーラ。日本語で書くと間抜けな表記になっちゃうな)に対してピーター・ストーンが「アントニオ・ドーソン(刑事)がよろしくと言ってたよ」と声をかけていた場面で、「あれ?アントニオって"Chicago P.D."の?クロス・オーバーしてたっけ?」と一瞬わからなくなってしまった。このドラマも欠かさず見ているのだが、同じディック・ウルフ製作なんだけれども、全くL&Oシリーズの硬派なところがなくて、男女のイチャコラもしっかりある「普通のドラマ」に成り下がっているので(というと語弊があるかもしれませんが)、ついつい別物の気がしてしまって。まあこのシカゴ・シリーズはそれはそれで楽しく見ていますが。

 

たまにこうやってメイン・キャラクターの一人にフォーカスした回があると嬉しい。

バーバ、ベン・ストーン、キャシディ、カリシときたので、そろそろフィン来い!

あるいはマンチ&フィンとのコンビ復活でもいいな。