What is Your Healthy Choice?

S1 Ep 4 
I'm Going on a Date with Josh's Friend! ジョシュの友達とデート!

なるべくスピードアップしてマメに更新したいのだけれど、ギャグのてんこ盛りなのでついつい一時停止しては調べ、の連続でなかなか進みません・・・
今回も、始まって数秒で止めちゃったw

 

〇ヘザー、abnormalなレベッカを研究対象に。あんたもちょっと変だけどねw
「異常心理学(abnormal psychology)」を専攻する、どちらかというと被験者っぽいヘザー。スライドでレベッカについて発表。「サルトルは『我々は選択する生き物だ』と言ったけど、この人はただのアホ(bonker balls)」酷評w 教授にたしなめられて、「この表現はDSM-5には載ってないのね」と。いきなり専門用語きました。始まって1分でストップ!DSM-5はアメリカの精神疾患の診断基準(が載ってるマニュアル)。このドラマ、ちょいちょいこういうところちゃんとしてるんだよな。だから余計面白い。

なぜかポーラとスケートボードで現実逃避中のレベッカ。ジョシュのインスタの通知が自分の携帯に来るようになってるw バレンシアとの2ショット画像見てピーチクパーチク。でもこの二人の大好きなところなんだけど、バレンシアに対して、ひがみ全開で悪口モードになるんじゃなくて、最初からいいところを全面的に認めて降参してるところ。まあその褒め方が卑屈で自分を貶めすぎっていうところもあるので、これはこれでまた別の病理っぽい感じではあるんだけど。二人して「このオッパイと髪は敵なし」「手首まで完璧(w)」とか言い合ってる姿が可笑しい。でもこれも、ある意味ラブコメのパロディともいえるかも。普通だったら「なにこれこのビッチ」とかキーキー言ってそうなところを、二人で褒めまくってるというw(レベッカ励ますべきところのポーラまでも) だからこのドラマって、究極の脱構築ドラマなのかもしれない、とレベッカ並みに大げさに考えてみたw しかし、フェイスブックの写真を全部遡って思春期のぶんまで見て(訳されてないけど180枚あったそうですよw)それも完璧、とか言ってるレベッカはやっぱりヤバい。

毒親ママからの電話で、ユダヤ系幼馴染&宿敵のオードラ・レヴィーンが結婚&昇進したとの知らせ。この知らせ方がキョーレツモーレツ。あれ?待てよ。このママ、すっごい見た事あると思ったら、私の心の友ドラマ、「Law&Order」シリーズでメルニック弁護士をやっていた人だ!Tovah Feldshuhという女優さんらしい。発音難しそう!ウィキ情報だとトヴァ・フェルドシュ。トニー賞常連の舞台の方なんですね、なるほど。あまりに懐かしくて、L&Oの過去出演回探してもう一度見ようと思いましたよ。

〇結局この一曲のために出てきた名もない男(あ、言ってたけど忘れた)w おつかれさん!
意気消沈するレベッカが歩いてくるのを見て携帯に、いかにも研究してる人っぽく音声記録を録るヘザー。「対象が接近中。意気消沈した様子」。で、スケボーのヘルメットかぶってるだけなのに「頭部の再形成手術か」っていうのがもう爆笑!
あーもう、こういう細かいギャグが面白すぎて記事が長くなってしまうのよね。ちなみに、このドラマって私もアメリカ人だったらやりたい、やってみたい、声に出して言ってみたい、っていうのがてんこ盛りで、だから好きというのもあるんだけど、この「研究者が録音機に向かって喋って記録」っていうのもめっちゃやってみたいことの一つ。

お菓子買い込んでストレス解消しようとするレベッカに、「あとで泣き声聞こえてくるのやだからやめてよね」とヘザー。じゃあどうすれば立ち直るの?と聞くと、ニヤリ。
部屋で一緒に出会い系を漁るw ヘザーの立ち直り法は、手っ取り早くHすることなんですねw ノリノリでレベッカTバックにしようかな、それともノーパン?」とか言ってます。バーで待ち合わせて、会って十秒くらいで熱烈キスしてます。それを見たヘザー、また音声記録取ってます。

ここでまたセクシーソング発動!レベッカ、タイガー柄のレオタード(っていうのかな)着てます。よくこんな衣装あるな。トイレのときどうするんだろう。
サビの歌詞サイコー。「名も知らぬセクシーさん 殺人鬼じゃないといいな」。「腎臓の摘出はやめて」ほんとその通りだよね。こういうときにはそれを祈るばかりだよね。それを見事に歌と映像にしてくれましたよ!
親切にも、性病(STD)の知識を披露してくれてますよ。三か月後にまた検査しなくちゃいけないんだって。それを知らない人は多いって、私もそうでした。ありがとう。脱構築だけじゃなくて、性教育啓蒙ドラマでもあるんですな!!素晴らしい。
あと「皿洗いを忘れてた」とか(お客さんあるあるだねw)「盗みをしたりしないでね」とか、相変わらずかゆいところに手が届くフレーズばかり!あとはまあ下ネタ全開なんだけど、それは見て爆笑していただくということで。

途中抜け出して見たテレビで、またバターのCM。「健全な選択をしてると言えますか?あなたにふさわしいバターを選んでください」のメッセージに我に返る。

自分の意思で「まともに戻れた」と自信を持ったレベッカ。そこまではいいんだけど、また極端に走ってしまう。食生活に全部「健全な選択」を投影。超厳密ベジタリアンのビーガンまでいっちゃうか。でもはなから信用してないポーラ、「私なんて森一つ分くらい葉っぱ試したから。ドーナツ食べなさいよ!」w


〇ついにタイトル通りに!・・・と思いきや自らぶっ壊すレベッカ
一方、レベッカのことが気になって悶々とするグレッグ。常連の少年に説教されて、意を決して今の気持ちを本人にぶつける!
ここで今日の二曲目。「僕で手を打ちなよ(Settle for Me)」、二番目はわかってるけど僕にしときなよ、という身もフタもない内容なんだけど、もうね、曲が素敵なんです。30年代ミュージカル黄金期テイスト。タキシードにタップダンスまで披露しちゃって、なぜかレベッカもドレスで加わっちゃって、クレイジー版アステア&ロジャース!グレッグ役の人がこれまた、歌がめっちゃ素敵!歌うと声がハイトーンなんですね。
しかしグレッグも相当こじらせてるな。この時点で、小学生の精神年齢・ジョシュとひねくれ者の冷め醒め男・グレッグ、どっちもかなりイマイチっていうのが絶妙の塩梅だと思いますw このへんも実は巧妙に計算されてるんじゃなかろうか。普通のロマコメなら、ちゃんと相手の男性に視聴者も恋できるように作られてるよね。だから、王道ロマコメのようでロマコメじゃない、でもロマコメ要素盛り沢山なので楽しめるしでもきっと王道通りには進まないんだろうな、と先も気になる。なんと素晴らしいドラマ!!

新しい仕事募集中のジョシュは、グレッグに言われた謎の家電屋さん?「アロハ・テック(爆)」で従業員募集の掲示を見て目を輝かせる。しかしこの謎の店がまた最高でw
ハワイアンテイストの家電屋さんって。 なぜかポケを振る舞ってるし、店員さんアロハシャツで販売してるテレビにレイがかかってるw 日本で言ったら「かりゆし電気店」みたいな?テビチでも振る舞いますか!
履歴書書くためにレベッカに相談に。すっかりヘルシー志向のレベッカ、椅子の代わりになぜかウォーキングマシンを設置してるんだけど、ジョシュめっちゃ素直にテンション上がってるw 一方レベッカは、健全な選択を実践するべく、グレッグのデートのお誘いにOK。

レベッカに書いてもらった履歴書持参でアロハ・テックの面接に臨んだジョシュ。この場面も最高だす!家電店の面接なのに、カフカとかハーパー・リーとか前編とか初稿とか盛り込んでる作文(どんな内容だよw)で、「うち向きじゃない」と言われちゃう。そりゃそうだよ!!で、焦るジョシュ、

ハーパー・リーの夫のブルース・リーが好きなだけなんです!!」ぶっ!`;:゙`;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブッ
ハーパー・リーは「アラバマ物語」の作者ですから!!ジョシュらしいなあもう。

場面変わってグレッグとのデート。ウエスト・コビーナの地元イベント、タコス・フェスティバルに。
レベッカ、「デートらしい会話しましょう」って自分からふっといて、「歴代大統領で好きなのは?」しかも答え聞く前に「私はヘイズ大統領!理由は明白よ」って理由教えてよ!グレッグちょっと引き気味だけど、「私が好きなのはね、トライアングル・シャツウエスト工場火災のトリビア検索よ♪」とかマニアックな趣味にも「あれは僕もお気に入りの火災だよ!この国の労働改革の火種だしね」とかいってちょっと皮肉なユーモアで応じたりして、いい雰囲気になってきてる。「トライアングル・シャツウエスト工場火災」、調べちゃいましたよw 二十世紀初頭にマンハッタンで起きた大規模火災だそう(詳しくはwikiを)。なんかこのへんもちょっとレベッカにシンパシー感じるところなんだよなあ。わかるわかる、私もいろんな事件のトリビア調べるの大好きだもん。
ヘンテコダンスしたり、ヴァカモレコンテストの優勝者を一緒に見届けようとしたり、なかなかいい雰囲気の二人。やっぱり会話ができることは大事だよね、たとえ内容がアレでもw

と・こ・ろ・が!!
レベッカ、ビーガンのヴァカモレショップのブース店員と、なんとグレッグとのデート中に抜けてヤっちまう!!なんてこった。まあ、エセヘルシーで虚勢を張るレベッカに、「偽善者」と皮肉でからかったグレッグが引き金を引いちゃったところもあるんだけど、
明らかに調子が狂っちゃった。トイレであの曲「僕で手を打とうよ」を自分に言い聞かせるように歌うけど、これまで我慢に我慢を重ねていたいろんなものが遂に決壊!肉を食べ、(他の)男を食べ・・・
グレッグが目の前にいたけれど、グレッグもレベッカの「やせ我慢ヘルシー生活」の一部だったわけで、ここはやはりアンヘルシーな行きずり男じゃないとだめだったんだなきっと。グレッグはいきなりデート途中ですっぽかされて、家に向かったら他の男とすれ違うしで激怒。そりゃあするわな・・・ 
しかもここで弁明するレベッカが痛々しい。「デートで見せたような大人な対応する私は本当の私じゃない、私らしくない。バターのCMの助言に従うような女よ。意味不明なの。だから時間の無駄でしかない」。どこまで自己評価が低いんでしょう。なんかこのへんもほんと、他人事じゃないんだよなあ。。。だから、「レベッカ、もっと自分に自信持って!もっと自分を好きになって!」って応援したくなってしまうのだ。
様子を見に来たヘザー。落ち込みながらも「論文のネタにするなら今よ」って自虐で答えるんだけど、あまりにひどい状態に同情したのか、ヘザー「よく休みなさい」と去っていく。

〇pretentiousなところこそ、あなたの素晴らしさ
落ち込んでるところにジョシュがアロハ・テックの面接で落とされたことを知るレベッカ
自分の作文のせいとは露とも思わず、「ノースリッジ大だって悪くないのに」ってあんたw 理由が「偉そう」ていうのに激怒!英語だとpretentiousなんだけど、これには「大げさ」という意味もあるらしく。興奮してアロハ・テックの上司に猛抗議、そして何も知らない相手に向かって壮大な自分語りw これをpretentiousと言わずして何と言うの!
しかも抗議の内容が「ハーパー・リーの分析は練り込まれてた」「彼を採用せずにビデオデッキ売るつもり?!(なんでレベッカちょいちょい昭和なの)」「私のIQは164。だけど人生については何も知らないの。例えば超ひどい決断したりするの(グレッグ置き去りとかね)」ここから唐突に自分語り入ります!「私はオードラじゃないしああならない(だからオードラ知らないって)」「でも一つだけ分かるの」ここでぐいーーーーっとまた妙なカーブを描きます「あなたは―ジョシュに愛されてる。それって世界一幸せな人、いえ店なのよ。彼の採用は人生最高の決断よ」強引な結論に持ってった!!
でもこのサイコな勢いに完全に飲まれたのか、見事ジョシュ採用!!
グレッグと違ってにぶちんのジョシュ、「ポケ食べ放題で4Kテレビ売って稼げる♪」とレベッカに感謝。「君って最高!」と褒めまくる。なるほどなるほど、レベッカは自己評価がどん底なだけに、こうやって単純に褒めて喜んでくれるジョシュに救われる気がするんだな。最後はポーラと、カロリーめちゃ高そうなデニッシュをミルクにダンクして乾杯!ママからの電話も無視!何が”自分にとっての”健全(healthy)なのかを少し学んだレベッカでした。そしてレベッカを異常心理学の研究対象にしたはずのヘザー、「分類(label)したりせずに、友達でいたい」とクラスをやめて出ていく!いつの間にかレベッカに惹かれてたんですね♪わかるよ~(#^.^#)

男の顔をなめて「うげー」とか、最高w あとこの、日本人には真似できない、腰高のしっかりとした体型のレベッカが毎回体を張ってるところが好きなんです。

一曲目との落差がすごすぎw でも内容は夢ゼロ。