Crazy Ex-Girlfriend, the Craziest Savior Ever !!!

久々に、ドラマに“直に”救われる体験をした。

もちろん、海外ドラマ&洋画が私の日々の糧なので、いろんな作品に救われてはいるのだが。

 

時には、なかなかそれが頭を離れないようなヘビーなストレスにさらされることもあるわけで・・・(自分のコントロールがきかない対人関係が多いかな)。

で、最近もちょっと頭から湯気が出るようなことがあり、いろいろ見るんだけど、気がついたらそのことばかり考えてしまったりして、なかなかドラマ鑑賞がはかどらなかったのだ(それがまた癪に障るね。)

 

それが!!

なんとなーく気になっていたNetflixのコメディドラマを何の期待もせずに見始めたら、いつの間にかコーヒー吹いたり、腹を抱えて笑い転げたりしている!!

せっかくドラマを見ていたのに、嫌な出来事を思い出してダークサイドに引きずり込まれることはよくあったけど、こんな風にダークサイドから愉快なクレイジーワールドに強引に引き上げられたのは初めてかも!!!

これは・・・最高の特効薬を手に入れた気分。これからは、超ムカつく上司に言われた嫌味が頭を占拠していても、ウザいマウンティング女に自分のミスをなすりつけられても、頭の中で

“ウエスト・コービーナ~♪”

“恐怖を乗り越えて~”

海兵隊に入って~30分しないうちに泳いで~”

“後ろから前に拭いて~”

“あなたの全身の皮をはいで自分が着たい~”

などと高らかに歌い始めれば、自然と顔がニヤけてくる。

大抵のことはこれで乗り切れそう!!

 

実はまだ3話分しか見てないんだけど(爆)、これからこの興奮が目減りしようとも、それでもいい!この3話分だけでも十分救済力あり!!と思ってしまったので、これから一話ずつ楽しみにブログを書こうと決心した。勝手に。

 

かといってあんまりあらすじ紹介ブログのようにはしたくないというかめんどくさくてできないのでw、あくまで自分のツボったところを主人公レベッカばりにしつこくウザくクレイジーに紹介していこうと。

 

ちなみに、誰にも聞かれていないのに言っておくと、私はミュージカルは割と苦手でなかなか入り込めないタイプ(でも「サウンド・オブ・ミュージック」は別格)。そしてコメディ(特にアメリカの)も、あんまりコテコテだとすぐにお腹いっぱいになってしまうので、どちらかというと笑えて泣けるタイプの“Modern Family”とか“This is Us”が好み。(でも皮肉たっぷりのモンティ・パイソンとかは大好き)

 

なので、まさかミュージカル仕立ての、こんなコッテコテのアクの強いコメディにハマるとは自分でも驚き。というかむしろこのドラマ、ミュージカル部分こそが大爆笑ポイント。もうね、3話しか見てないのにサントラ欲しいもん。歌詞覚えて一緒に歌って踊りたいもん。こんなこと、30年以上前の『ロッキー・ホラー・ショー』以来の熱狂。

 

あとはこのドラマをきっと気に入ってくれるタイプとして、アメリカ文化全般が好きな人(音楽などのエンタメ、風俗、社会問題)、英語が好きな人(ネイティブじゃない私が偉そうに言うのもなんだけど、字幕以外の英語を多少聞き取れるとより楽しい。コメディは情報量多いからどうしてもそうなりますね)、大げさでしつこくてぶっ飛んでてちょっとダークサイドを抱えてる人や作品が好きな人、または自分がそんなタイプ、または自分がそうじゃないから真逆の人に救われる、という人にぴったりでしょうw あ、あと、いろんなもののパロディがとにかく最高のクオリティなので、そういうのが好きな人も爆笑必至です(だからアメリカ文化全般詳しい方が楽しめるのかなと。でも精通してなくても、何となくでも十分笑えると思います。アメリカのステレオタイプのパロディもたくさんあるので)。

 

大体、このドラマを見始めて10分足らずで“La La Land”ばりの良質good oldミュージカル(でも詞や世界は狂ってるw)が始まった時点で、「なんじゃあこりゃあ!?」とおったまげて慌ててどんな話か調べてみたら。

 

『ジョシュが偶然ここに!』

『ジョシュの彼女って超イイ人!』

『ジョシュはパーティーに来てくれるよね!』

『ジョシュの友達とデート!』

『ジョシュも私もサイテーじゃないもん!』

『ジョシュの家族と感謝祭ディナー!』

『ジョシュが幸せなら私も幸せ!』

『私のママ、グレッグのママ、それにジョシュのキレキレダンス!』

『ジョシュの友達とみんなでビーチへ!』

『ジョシュとまたサマーキャンプに!』

『そのメッセージはジョシュ宛じゃなかった… 』

『ジョシュが私のクライアントに!』

『ジョシュと私はロサンゼルスへ!』

『ジョシュがハワイに行くって!』

『ジョシュは私がどこにいるか全然知らない!』

『ジョシュのお姉さんが結婚するって!』

『ジョシュったら何で機嫌悪いの?』

『ポーラはジョシュのこと忘れなきゃ!』

 

はいこれ、シーズン1の各エピソードタイトル。

ちょっと最初から声に出して読んでみてくれませんか。

もうね、サイコですね。そしてサイコーですね。

しかも最後、お前(レイチェル)じゃなくてポーラかよっ!ていうね。

ちなみにこれは訳している人がお見事?と思ったら、ちゃんともう英語のタイトルが全部ジョシュジョシュジョシュ、ジョシュの洪水。

 

Josh Just Happens to Live Here!

Josh's Girlfriend Is Really Cool!

I Hope Josh Comes to My Party!

I'm Going on a Date with Josh's Friend!

Josh and I Are Good People!

My First Thanksgiving with Josh!

I'm So Happy That Josh Is So Happy!

My Mom, Greg's Mom and Josh's Sweet Dance Moves!

I'm Going to the Beach with Josh and His Friends!

I'm Back at Camp with Josh!

That Text Was Not Meant for Josh!

Josh and I Work on a Case!

Josh and I Go to Los Angeles!

Josh Is Going to Hawaii!

Josh Has No Idea Where I Am!

Josh's Sister Is Getting Married!

Why Is Josh in a Bad Mood?

Paula Needs to Get Over Josh!

 

そしてシーズン2もこんな感じでジョシュへの偏執っぷりが展開されてます。

(シーズン3の7話まで続いてたよw)

『ジョシュの友達の居場所は?』

『ジョシュ、私っていい女でしょ』

『宇宙はジョシュって言ってる?』

『ほっといてよ、ジョシュ』

『ジョシュの元カノが増量中?』

『女友達がいればジョシュなんて』

『ジョシュのホットな新恋人』

『ジョシュのスープフェアリー』

『ジョシュと一緒にいたいのに!』

『ジョシュが家族とご対面』

『ジョシュこそ運命の人のはず』

『ジョシュ、2週間後はどう?』

『ジョシュは本当に踏み切れる?』

『ジョシュの元カノは仕返し計画中』

 

「宇宙はジョシュって言ってる?」のあとに「ほっといてよ、ジョシュ」って、見事な自己完結。タイトルの羅列だけでこんなに笑えて、レベッカイカれっぷりが分かるってすごい。

 

ああ、まだ3話にして、あと59話しか残っていないことが寂しい…。(シーズン4で完結しているらしいです)

しかもこの主人公レベッカ役のレイチェル・ブルームさんってクリエイターも兼ねてるんだ!!歌って踊れて脚本も書けてナイスバディで面白くてって、どんだけサイコーなんだ!!

 

今日はイントロということでこのくらいにして、これから楽しみに楽しみに、一話ずつ愛でていこうと思ってます!是非悩める人たちに見てほしい。そして一緒に歌いたい!