キョーレツユダヤママにあっぱれ!!

Crazy Ex-Girlfriend

S1 Ep 8 My Mom, Greg's Mom and Josh's Sweet Dance Moves!

 私のママ、グレッグのママ、それにジョシュのキレキレダンス!

 

(あらすじ)

クリスマスシーズン。ママが帰ってくるレベッカ、本人は否定するけどご機嫌取りに必死。来たら来たでキョーレツママにぐったり。ヘザーはなぜかグレッグ実家のクリスマスにお邪魔することに。「真っ当」な家族を毛嫌いするグレッグに、「あんたがおかしい」と諭すめっちゃ真っ当なヘザー。母親に「捨てられた」と思ってたが誤解だと分かり、雪解けのグレッグ家族・・・。そしてモールに出かけた二人、なかなかいい雰囲気に。
レベッカママ、娘の職場を訪れ変人ばかり見て毒舌かます。「負け犬」の職場と言われて過去のトラウマが蘇っちゃったレベッカ、ここは職場じゃない、奉仕活動してると言い出す。ほんとの職場はユダヤ系のエリートだらけの会社だと。ランチにVIP呼んでると嘘ついて、ポーラにその役依頼。親の機嫌取りは良くないというポーラだが、仕方なく、ノリノリで演技w レベッカ、ママのバッグから伝統の「ガーフィンケルの指輪」を発見し、自分が授かるのではと期待。そこへカルビン氏から呼び出し、なぜかママも一緒に来ることに。すんげー肉食オババと化すママ・・・カルビンと二人にしろ、とほのめかすママに、仕方なく従おうとするレベッカ。これには代々受け継いでいる指輪への欲もからんでいて・・・。だけど土壇場で冷静さを取り戻し、ママにノー。根に持ったのかママ、レベッカにもらった直腸温度計を返品するとショッピングモールへ。一方ジョシュはひょんなことから同じ場所で昔ならしたダンスを披露。ダンスを思い切り踊れたことで、逆に自分はもう大人だ、と自覚。ここでレベッカ&ママ、ジョシュがモールでばったり!!ママに、ウエストコビーナへの引っ越しがジョシュを追ってのこと、とバレちゃう(ママはジョシュのこと知ってるからね)。レベッカはママと遂に本音で対峙。嫌われていると思いこんでいたのが、ママなりの愛し方だったと分かる。

 

〇謎の指輪。ところでガーフィンケルって何よw

今回はいきなりレベッカの祖先がヨーロッパからアメリカに向かうところから始まる(1901年!)。しかもレベッカレベッカママがドイツ語で喋ってますw しかも祖先のママも毒親っぽく口うるさいw謎の指輪・・・そんな歴史があったんかい。 

 

〇今一番注目の・・・またしても小ネタでコーフン

前回出てきたカルヴィン氏再度登場。ヘブライ語レベッカに「ハッピーハヌカ」と言って「痰がからんでる?」と言われるw イスラエル式護身術で習ったんだ、と言ってるけど、英語ではここ「クラヴマガ」って言ってます!!!ここにまず反応!ww もうね、今一番習いたい護身術です!Netflixでドキュメンタリーも見ました!めっちゃかっこよくて女性でもできる実践的イスラエル式護身術w 相変わらず本筋と関係ない小ネタがいちいち面白いからなかなか進まない!!

〇今回はこの人が主演女優賞で決まり!ポーラのエセブリティッシュも良かったんだけどねえ!

ママの到着、と同時にキョーレツソング炸裂!「トイレはどこ!?」軽快なユダヤ音楽(って言っていいの?)に乗せて、挨拶もなしに飛行機最悪、とか、元気そうねつまり太ったってこと、とかアトピーなの?とかあなたはいつも欲しがってばかり、とか花瓶がないとか化粧してないから同性愛者なの?とかそれでも愛してるとかだから花瓶がないのねとか、あなたはお喋りね、とかちょっと一息つかせて、それくらいさせて、9か月もお腹の中にいたんだからとか、まだ答えてないわねトイレはどこ?!とか!!!すごい毒ママっぷりでふう~と一息ついたと思ったら・・・あんなのはトイレじゃないわとか、飾りの石鹸もないとか、教会の司祭のゴシップとか娘の仕事聞かれたけどどうのこうのとか、結婚よりキャリア、キャリアより夢を追ってるとか大学に大金払ったのにとか、こんなへき地のごみ溜めに暮らしてとか異教徒の食べものばかり食べるから太っちゃってとかまたトイレに行かなくちゃ、とか!!!!

ハアハア。書いてるだけで息切れ・・・すごいです、レベッカママ役のトヴァ・フェルドシュ(Tovah Feldshuh)。Law & Order見てるときはこんなに歌えるスタイル良いおばさまとは思いもしなかった。いかにも舞台でならしてるという貫禄がありました!

ちょいちょい話題に上ってたレベッカママ、ついに降臨!!!という感じで、とにかくキョーレツです。でもなんというか、先も知っちゃってるせいなのか、シリアスな毒ママというより、むしろこの毒にやられてしまいそう・・・なよ・か・ん♡

〇ポーラだって負けてないわよ~生まれた場所がwww

嘘のVIPランチ、サイコーwww ポーラ、ロンドン生まれのアビーロード育ちの設定w「まさに(literallyの発音がw)あの横断歩道で生まれたの~」ってww めっちゃ流暢なブリティッシュ・アクセントがもう爆笑 さらに嘘の上塗りで、ユダヤ系イギリス人に!!「カリフォルニアはCultural wasteland(荒れ野)よ」とか、いかにもイギリス人が言いそうなことを連発w この茶番が抱腹絶倒もので😂ノリノリで演技してたわりに、ママがいなくなると「どんな嘘でもあの人は満足しない。いい加減大人になって」と説教するポーラw も~器用なんだから!!

〇爆笑小ネタその2

レベッカがママに渡したクリスマスプレゼント・・・ママにこりともせず「直腸の形をした温度計かしら?」ってw レベッカ「指輪を置くものよ」ママ「なぜ直腸に指輪を?」すげーな。

〇キョーレツからの・・・ホロリ。

終盤、ショッピングモールにて。レベッカは遂にママに本当の自分をさらけ出す。結婚も仕事もこなす完璧な女ではない。でもあなたもそうだ、と。そして半分パパの血が入ってるから自分のことを嫌い(hate)なんだろうと。そこでママ。「嫌いと思ってたの?I love you too much. 元気でやってるか毎日心配でたまらない。あなたも子どもを持てば分かるはず」「親なら子どもの幸せを願うはず」「幸せ!?幸せは愚かな人間の言葉よ。生き延びてほしいの。これがユダヤ人の生き方よ」「だからあなたの反抗は嬉しいわ。これでコサックを撃退できる(ここは笑っちゃいました)。生き残れるわ。I love you.」

このやりとりが泣けたねえ。なぜだか、映画『レディバード』を思い出した。あの作品でも、母親と娘の難しい関係が描かれているんだけど、試着室のシーンが忘れられないのだ。レディバード(娘)は母親に、自分のことを愛するよりも、好きになってほしかった、と告げる。それを聞き複雑な表情の母親。そう、愛というのはレベッカママのように、厳しかったり、憎しみと紙一重だったり、必ずしも甘く心地良いものじゃない。だからレディバードは愛するより私を好きになって、と言ったのだと思う。レベッカの気持ちもそれと似ているのではないかな。でもレベッカママは、良くも悪くも、”ユダヤ式”の愛し方しかできないなんだろうな。笑える中にもほろっときた、グッとくるやり取りだった。

こんな風に、ステレオタイプ毒親の描き方じゃないところが素晴らしいこのドラマ。また演じる女優さんが本当にドはまりしていて。毒の部分も、実は愛しているという部分も、完璧に演じている!最初の方こそ可哀想なレベッカに同情して、こいつが毒親か~と憎々しく思っていたけれど、今やお気に入りキャラの一人ですw ますます今後が楽しみだ。

 

キョーレツ「トイレはどこ?!」ソング。皆様カラオケでどうぞ。演じるトヴァ・フェルドシュさん、肺活量もすごいしスタイルあるし素敵美魔女。 うって変わってさわやか西海岸クリスマスソング。もちろんお決まりの変な歌詞も入ってるけどね♪