One Lie Made Her True to Herself

Crazy Ex-Girlfriend

S1 Ep 9 I'm Going to the Beach with Josh and His Friends!

 ジョシュの友達とみんなでビーチへ!

 

 (あらすじ)

一人哀しく「余命もの」映画を見るレベッカ。終わるとジョシュ含めた4バカ男たちとバレンシアが“仲良く”ビーチに行く話をしているのを目撃。彼らもレベッカを見つけて呼びつけると、ジョシュとレベッカがいい感じなのを見たバレンシア、彼女もビーチに誘うことを画策。あのバレンシアが誘う?!と半信半疑の野郎ども。ポーラにも、バレンシアの罠と警告されるがレベッカ聞く耳持たず。自身が用意した巨大バスで、なぜかグレッグと付き合うことになったヘザーや上司ダリルも加わって珍道中!ぼっち状態で暴走気味のレベッカバレンシアにジョシュへの思いを責められて、否定するうちにグレッグと寝たことを自ら暴露。結局孤立してしまう。ポーラにSOSを出すレベッカ。ジョシュへの気持ちを認めるなら、と言うポーラだが、レベッカはあくまでも友達だと言い張る。一方、レベッカとグレッグのことを聞き、ジョシュとグレッグの仲も険悪に。止めに入るバレンシアに、なぜそもそもNYからウエストコビーナに来たのか問い詰められ、ますます窮地に陥るレベッカ。とっさに、ジョシュへの気持ちを隠して弁解するが・・・

 

今日のツボ

 

・今回しんみり始まる冒頭。あの、「絶対友達いるんだから」のテーマが流れる。このドラマを見ていくと分かるけれど、ちょいちょい同じ曲のフレーズが使われていて、それが場面に応じて、時には面白おかしく、時には哀しく、いろんなとらえ方ができるように作られているところが本当によくできているなと感心。映画のタイトル『ガンと友情(Cancer Crewだってよ)』とかw 攻めるねえ~ 余命ものってワールドワイドに人気なのね。

 

バレンシア、珍しく自分からレベッカをビーチに誘うのだが、訝る男たちに、「助け合わなきゃ」と唐突に始める一見「ガールズ応援」ソング(まだオープニングクレジット出てる最中w)。よくよく聴くとさすがバレンシア、めっちゃ同類ぶった切ってます。最初こそ「社会のために女性が女性を助けよう」とか言ってますが・・・一緒にノッてくる女性たちの外見や体形をディスしまくり(ソーセージ臭いとかもw)。で、「デニースだけは別よ あのビッチは我慢できない」って繰り返すから「デニースって誰だよ」って思ったら本人登場、でもすぐ去るw あとは「寿司屋のトイレで友達の彼氏とヤってた」とか暴露したり、 とどめは「真実を言ってあげる あんたたちは太ったアバズレ これぞ真の姉妹関係(sisterhood)」。ほんとバレンシア同性の友達いないタイプだよなあ。でもこのあたりから、私はバレンシアちょっと面白くなってきてます。スタイル良くて歌も上手くて、このビッチっぷりがあっぱれで最高。ていうかこの女優さんのコメディセンスが最高。やっぱりこういうのは一切の照れもなく、真剣にやるのがいい。振り切った感じが見事で、彼女のソロを楽しみにしてしまう。

 

・ビーチ行き当日にレベッカがひっさげてきたのが・・・巨大バスw さすが敏腕弁護士、金持ってんな。でもこれ、乗りたいかも!!暑いからっていきなり水着姿になるバレンシアもぷぷぷ。そしてジョシュはバスの中でへんてこラップショー。レベッカも負けずにへんてこダンスw 結局、ダブルカップルがいちゃつくので手持無沙汰のレベッカ、ホワイトジョシュとおしゃべりしようとするんだけど、これが全くかみ合わずw ホワイトジョシュの話を聞いてる間、レベッカの顔に切り替わるときに映像がいちいちオーバーラップするのがおかしくてw このあたりの小技が本当に好き。

 

・ダリルのジムのトレーナーということが分かったホワイトジョシュ、二人で筋肉談義で盛り上がる。結局カップル3組にレベッカぼっち。とうとうブチ切れた?レベッカ、いきなりバスの中でポールダンスを始める!ところどころ吹き替えを使いながらw(たぶん)そこでめっちゃ開脚で回ってたら、ダリル「今のは・・・」wジョシュ「内部まで見えた」と気まずそうに話すところで爆笑w 完全にやり過ぎのレベッカ、またしてもイタ可笑しみの境地。

バレンシアが「ジョシュがいるから踊ったんでしょ」と問い詰めれば、「仲間と楽しむためよ」バレンシア「子宮の玄関を見せてまで?」ヘザー「生殖器の仕組み分かってる?」

さらに、レベッカ「男のために踊る人がいる?」「NYでは“フェミニスト・ポールダンス”を受講した」「講師はニューハーフの“女神教授”って人で」「”男の視線の再適合“が目的」ってw

最高の弁解だな。私ならこれだけで許すわ!

 

・ジョシュとグレッグが小競り合いするのを止めるバレンシア。こうなるのはどうしてか?新しいメンバーがいるからでは?と言い始める。ここでダリルが所在なげに「もしや私?」とつぶやくのが笑えた。ダリル可愛い♪ついでに「違うよ」と言ってあげるホワイト・ジョシュも素敵♪この二人にも注目ですよ~

 

・なぜウエストコビーナに来たのか問い詰められて、レベッカはジョシュへの気持ちをウエストコビーナに託すように、この地に惚れこんだから来たのだ、と弁解したわけだけれど、素直でおバカなジョシュは、それを聞いてかえって気を良くした模様。二人でウエストコビーナのテーマを歌い上げる。ここなんかほんと、「ラ・ラ・ランド」ばりの高揚感。ビーチに着いてバスから降りると、ポーラが待っていた。やっぱり最後に頼れるのはポーラだなあ。そしてレベッカ、「大参事」になったのに、受け入れて温かく理解してくれたジョシュに対して、「心から愛してる」と初めて認める。これまで何度も自分の気持ちを否定し、向き合わないできたのに、自分の嘘を受け入れてくれたことで(まだ嘘のままなのだけれど)正直になる、という逆説的な展開が素晴らしい。自分自身には正直になったけどまだ周りには仮面をかぶったレベッカのこれからが、ますます面白く、こじれていくのが楽しみw

一見ガールズ応援風のぶった切りソング。バレンシアの素敵なビッチぶりを堪能できます♪

 

さっきまでエグいポールダンス踊ってドン引きさせてたとは思えない夢のようなロマンチックなデュエット。